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赤色リップ

ルージュの伝言はきっと赤色。

クリープハイプとライブハウスと手紙

昨日、福岡でライブでした。そして今日は大分にいます。
木曜の夜に爆弾発言をしてしまい、明日実家に帰るのが怖いです。

初めてクリープハイプのCDを買って、ライブ抽選繰り上げで当選して、初めてライブハウスで。
ぜんぶが初めてだった。

それなのに、なんだかわたしは余計なことを考えていた。
ああ、ここちょっと埃っぽいな
これって換気されてないよね
痒いな…くしゃみ出るな…
てゆーか何で今こんなこと考えてんの?今。会場内だよ。

初めての人のライブに行くときは、最初構えてしまっていつもテンション上がるまでに時間がかかってしまう。
悪い癖なのか?
周りは盛り上がってるのに、何でわたしこんなに冷静何だろう、てね。

どんな話するのかな、ガッカリさせないでね。
イメージ通りの人でいて。ね。

そんな、くだらない小さな祈りを込める。

ライブはとても良かった。
わたしは背が低くて、スタンディングはかなり不利な状況。
かろうじて顔…見えるかな。そんな感じ。

やっと気持ちがのってきて良い感じに音の海に揺れていた。
それなのに。
なのに、新曲披露されて心に真っすぐ歌詞が突き刺さって立ちすくんだ。
それから
それからは、胸に抱えてしまった水の入ったペットボトルに音がズドンズドンと響く。
自分の胸の高鳴りとか、高揚感からくる心臓のどくんどくんじゃなくて
苦しいくらいに心をわしづかみにされたり、突き放されたり
でも、ごめんねってちょっと前のわたしに声をかけてあげられなかった自分を悔やんだ。
もっと早く、本当は気付いてたのに、見て見ぬふりをしていたよ。

わかるよ、尾崎さん。
ありがとう、クリープハイプさん。

もうここにいるのが辛いと思って、最後まで聴けなかったけど
その代わりにバッグに入れてたメモ帳ちぎって手紙を書いた。
殴り書きになってしまったけれど、書かずにはいられなかった。
ライブハウスなんて行ったことなかったから、色んなことがわからなくて手紙なんて渡してもらえるのかもわからなかったけど、受付の人が受け取ってくれた。ありがとう。
4人のもとに届くかわからない行方知れずの、もしかしたら捨てられるかもしれない手紙を。

外に出たら、高校生の女の子が一人、ひっそりと耳をかたむけて、そこに居た。
多分、抽選外れちゃったんだろうなぁ。。
それでもどうしても聴きたかったんだろうなぁ。

わたしが見たのは4人の顔じゃなかったかもしれない。
はっきり見えなかったっていうのが、本音だ。

だけど、スポットライトを浴びる4人はとても楽しそうで一生懸命で
それに応えるファンの皆が赤や青の入り混じった光の中で必至に両の手を上げて、沢山の手が4人に向けられていたっていうこと。

ただただ、ステージは見えないけど心で聴いている人が居たということ。

わたしはあともう少しで終わるって時に抜けちゃったけど、そんな人たちが居たことに気づけてよかったなと思った。

尾崎さんの声とギター、小川さんのギター、長谷川さんのベース、小泉さんのドラムの音が
外にもちょっと漏れているライブハウスを背に、幸せを感じました。

少し熱を帯びた身体に、夜風が心地よかった夜の話。