赤色リップ

ルージュの伝言はきっと赤色。

ゆらゆら揺れて

突如、我が身に降りかかる震災。

 

一人暮らしで引っ越したばかりの地に知り合いなんていない。

ここはどういう地区なのか全くわからない。

県内にいる友人達はきっと、自分のことで(仕事を含め)精一杯だ。

ここ(と言っても、範囲不明)はまだ、被害は出ていない模様。

学校と、昔の知人を頼ってなんとか日々を過ごすことに必死です。

 

頭ではしなきゃいけないこととか分かっているつもりでも

なんだかもう、おろおろして気持ちが落ち着かなくて、手が震えて

いつも泣きそうです。

実家にも帰ることが出来ません。道路も交通規制かかってるし、公共交通機関も止まったりしている。

 

昨日は少し眠れたよ、と、そんな言葉にまたちょっとだけ不安が大きくなる。

(緊急時の為に眠剤を飲まないでいたから)

 

ただでさえ入学したばかりで、生活リズムも確立できてないし

食事もままならず、十分な睡眠もとれずにフラフラしているというのに

ほんとうに困っている。。

 

今日一日どう過ごしてる?と、つい先日友人になった彼らに連絡をとるも

こんな時だから家でゆっくりしてるよ、と。

 

わたしにはその、「ゆっくり」と過ごす心の余裕がない。

TVをつけていたら怖いニュースが流れてくるし、風が強くて揺れているのか

はたまた自分が揺れているのか、否、本当に揺れているのか?…常に船酔い状態だ。

 

何を最優先させるべきか

冷静に、落ち着いて

分かってるよそんなこと。もう誰でもいいから一緒にいて!って叫びたい。

最悪の事態を考えると、わたしは硬直して動けなくなる。

だから、人よりも不安でガタガタ震えてしまう。

 

大丈夫だよ。そう、自分に言い聞かせている。半分は。

 

気分を紛らわす為の手段なんて見つからずに、明るいうちにお風呂を済ませた。

服の整理をテキトーにやった。

六法にインデックス・・貼りたいけど、見出しを書く手が震えてしまってうまく字が書けそうにないから、やめた。

今もキーボードを打つ手は小刻みに震えている。

 

なんて蒸し暑い日なんだろう。

 

少しでも栄養補給をしなくちゃな。

今夜は服薬してできるだけ寝よう。

明日は学校に、行けばなんとかなるかな。授業は出られなくても、ひとまず安心だ。

 

守るべき人がいないというだけで、わたしはたちまち弱くなる。

逆に言えば、それだけ気を張っていたんだろう。役割があるというのは、ある意味幸せなのかもしれない。

 

自然や無意識には抗えない。

 

平穏な日々が一刻も早く訪れますように。

皆がゆっくり休めますように。

 

いつでも逃げられる準備は出来ているけれど、人間は無力だと痛感している。